香港で入境時のPCR検査撤廃、他の新型コロナ関連措置も緩和
(香港)
香港発
2023年01月05日
香港特別行政区政府は12月28日、海外から香港への入境者に義務付けていた新型コロナウイルスのPCR検査を撤廃すると発表した(翌29日から適用)。これまでは入境日を0日目として、0日目(空港到着時)と2日目の合計2回の受検が必要だった(2022年11月22日記事参照)。
今回の香港政府の発表による新型コロナウイルス関連措置の主な変更点は以下のとおり。
- 全ての入境者(香港到着時満3歳以上)について、空路の場合は出発予定時刻(空路以外の場合は到着予定時刻)前の24時間以内に迅速抗原検査(RAT)を受検するか、48時間以内にPCR検査を受検。陰性結果の写真や検査報告書を90日間保管し、香港政府職員に求められた際に提示する。これまで必要としていた迅速抗原検査の陰性結果の衛生署オンラインサイトへの登録(2022年9月26日記事参照)については、任意となった。
- 入境者に義務付けられていたPCR検査を撤廃(上述)。
- 入境後5日目まで毎日の受検が義務付けられていた迅速抗原検査(RAT、2022年12月14日記事参照)は「推奨」へと変更。
- ワクチンパスを撤廃(2022年2月9日記事、5月31日記事、9月12日記事参照)。
- 濃厚接触者に対する検疫措置を撤廃し、5日目(感染した同居人の検体採取日の翌日、検体採取日が不明の場合は陽性判定を受けた日を1日目とする)までの任意のRAT検査に変更。
- マスク着用義務を除く、飲食店などでの人数制限などソーシャルディスタンス措置を撤廃(2022年2月9日記事、4月20日記事、5月6日記事、10月7日記事参照)。
(山口雅史)
(香港)
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