新型コロナ感染者の隔離期間を最短5日間に短縮
(香港)
香港発
2022年12月14日
香港政府は12月8日、新型コロナウイルス感染者の隔離期間について、ワクチン接種状況にかかわらず、最短で5日に短縮すると発表した。適用は翌9日から。これまではワクチン接種回数が2回以上の場合は最短7日、1回以下は14日間の隔離が必要だった。
今回の変更では、陽性判定(検査・検体採取)の翌日を1日目とし、4日目と5日目の迅速抗原検査(RAT)がともに陰性だった場合、5日目の検査結果を香港政府のウェブサイトを通じて報告した後、隔離期間が終了となる。4日目、5日目のいずれかのRATが陽性の場合は、その後2日間連続してRATの陰性結果が得られた場合、それを報告した後に隔離期間が終了となる。
併せて、感染者の濃厚接触者に対する最短の検疫期間も、従来の7日間から5日間に短縮した。濃厚接触者は毎日RATを行い、全ての検査結果が陰性の場合、5日目に検疫期間は終了となる。
海外から香港への入境者に対する措置も緩和
また、海外から香港への入境者に対するRATについて(2022年9月26日記事参照)、これまで到着日を0日目として、1日目から7日目まで毎日のRATの受検が必要だったが、上記要件の変更に伴い、5日目までに短縮した。PCR検査については、到着日(0日目)と2日目に実施する要件に変更はない(2022年11月22日記事参照)。
(山口雅史)
(香港)
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