米フリーポートLNG、復旧作業が完了、一部操業再開を規制当局に要請
(米国)
ヒューストン発
2023年01月25日
米国テキサス州の液化天然ガス(LNG)製造施設のフリーポートLNGを運営するフリーポートLNGデベロップメント(FLNG、本社:テキサス州ヒューストン)が、同施設の復旧作業を完了し、一部操業再開を規制当局に要請したと、米国の複数のメディアが1月23日に報じた。FLNGは2022年12月23日、同施設について、2023年1月後半に一部操業再開を目指すと発表していた(2022年12月27日記事参照)。
同社は、1月22日付の連邦エネルギー規制委員会(FERC)宛ての書簡で、「同施設の一部操業再開を安全に開始するため、復旧作業を完了し、安全審査を行い、各種手順を改定し、新しい安全システムを導入し、必要な訓練を実施した」としており、1月24日までにFERCから回答を得ることを要求している(石油業界専門誌「オイル・アンド・ガスジャーナル」1月23日)。
なお、FLNGでは、2022年6月8日に火災が発生(2022年6月13日記事参照)、その後、規制当局がFLNGに安全命令を出し、必要な是正措置の策定を求めた(2022年7月1日記事参照)。8月には、FLNGが規制当局と是正措置などに関する合意書を交わすなど、操業再開に向けた動きが進んでいた(2022年8月4日記事参照)。一方で、操業再開の時期については、延期が続いていた(2022年11月21日記事、2022年12月5日記事参照)。
(沖本憲司)
(米国)
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