韓国入国の際はQ-CODE事前登録で利便性が向上
(韓国)
ソウル発
2022年04月27日
韓国では4月1日以降、検疫情報事前入力システム(Q-CODE)に各種情報を登録することで、入国手続きの際の所要時間の短縮、入国後の措置の制限が緩和された。ジェトロが4月26日時点の情報を基に、韓国入国手続きの概要について整理すると、以下のとおりとなった。
1.入国前(航空機に搭乗する前)に準備すべき書類・手続きなど
(1)入国ビザ(取得すべきビザの種類、申請方法などは、在日韓国大使館のウェブサイトを参照)
(2)Q-CODEのウェブサイトにアクセスし、必要情報を入力し、ワクチン接種およびPCR陰性の証明書などをアップロードする(2022年3月30日記事参照)(注)。
2.入国手続きの手順
(1)入国手順に従い入国する。登録メールアドレスに送付されたQRコードを検疫官などに提示することで、入国手続きが簡素化できる。
(2)空港内でPCR検査を受診する。ちなみに、仁川空港での検査費用は8万ウォン(約8,000円、1ウォン=約0.1円)。
(3)原則的に、自ら選択した交通手段(公共交通機関の利用も可)で、Q-CODE登録した滞在場所に移動し、その後、待機する。
(4)PCR検査が陰性の場合、その後の活動に大きな制約はない(2022年3月15日記事参照)。陽性の場合は、保健当局の指示に従う。
3.出国前手続き(日本入国前手続き)
(1)韓国国内での出国前72時間以内の検査証明書の取得の場合
PCR検査の受診および日本政府指定のフォーマット、または検査証明書へ記載すべき内容が満たされている任意のフォーマットの作成は、韓国国内の対応可能な医療機関で検査・発給する。
(2)仁川空港での出国前72時間以内の検査証明書の取得の場合
仁川空港では、「仁川空港コロナ19検査センター」でPCR検査および陰性証明書の取得が可能。仁川空港コロナ19検査センターは、第1ターミナルに2カ所(5番ゲート付近および10番ゲート付近)、第2ターミナルに1カ所ある(添付資料参考1、参考2を参照)。
利用の際には、専用ウェブサイトで事前予約の上、PCR検査を受診する。検査時間と証明書発給時間は添付資料表を参照。
外国人の場合の検査費用(RT-PCR検査)は、午前7時から午前9時の時間帯を除く平日は12万4,000ウォン、平日の午前7時から午前9時の時間帯および休日は13万ウォン。検査結果は、電子メールまたは紙での受領が可能だ(紙での受領の場合は、検査センターにおいて受領)。
その他の情報については、仁川空港出入国案内のウェブサイトを参照。
(注)入力情報は、(1)利用規約などへの同意、(2)パスポート情報、メールアドレスなど、(3)韓国での滞在先、出国予定日、携帯電話番号など、(4)(韓国の携帯電話番号を有していない場合)勤務先などの電話番号、(5)ワクチン接種証明、ワクチン接種履歴の登録(2回目のワクチン接種から14日が経過し、かつ180日以内、または3回目接種を完了)、(6)出発48時間前までの陰性証明書情報、(7)証明書などのアップロード、(8)現在の健康状態など。入力完了後、QRコードが発給され、登録したメールアドレスに送信される。
(当間正明)
(韓国)
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