新型コロナ対策の入国制限緩和に伴い、Q-CODE利用のQ&A掲載
(韓国)
ソウル発
2022年03月30日
韓国疾病管理庁は3月16日、「検疫情報事前入力システム」(Q-CODE)を利用した入国手続きのFAQ(よくある質問)と回答を公表した(2022年3月15日記事参照)。
Q-CODEは、3月21日に国内でのワクチン接種完了者(注)向けに運用を開始した。4月1日からは、海外での接種完了者も、Q-CODEにワクチン接種履歴を入力し証明書を添付することで、隔離免除の対象となる。Q-CODEへの入力が完了した後、ウェブサイト上にQRコードが発行され(登録した電子メールにも送付される)、韓国入国時に提示することで円滑な検疫手続が可能となる。
ただし、全ての入国者を対象に、入国1日目のPCR検査と6~7日目の抗原検査(RAT検査)が必要となっている。
同庁が公開した主なFAQは以下のとおり。
1.Q-CODEを利用しなければ、韓国入国はできないのか。
Q-CODEを利用しない場合、入国時の検疫にかかる書類手続きに長い時間がかかってしまう可能性がある。迅速に入国手続きができるよう、航空便に搭乗する前にQ-CODEに入力し、QRコードの発給を。
2.Q-CODEはどのように入力するか。
Q-CODEのウェブサイトから確認できる。
3.Q-CODE入力後に発行されるQRコードを印刷し、入国時に提出してもよいか。
韓国に到着後、検疫官に携帯電話に保存したQR画面を提示するか、紙に印刷したQRコードを提示すれば、検疫手続きを迅速に行うことができる。
4.3月21日から隔離免除の対象となる国内登録ワクチン接種完了者とは、韓国でワクチン接種を受けた人のみが該当するか。
海外でワクチンを接種し、国内で保健所に接種履歴を登録した人は3月21日から隔離免除が可能。国内の保健所で未登録の入国者は、4月1日から事前入力システムに接種履歴を直接入力すれば、隔離免除の対象となる。
5.Q-CODEを利用した入国手続きは仁川空港のみか。
地方空港と港湾でもQ-CODEの導入を段階的に拡大していく予定。
6.隔離免除対象者の入国後1日目のPCR検査の場所はどこか。
韓国人や長期滞在外国人は自宅または近くの保健所、短期滞在外国人は仁川空港コロナ19検査センターまたは宿泊施設近くの医療機関で検査する(事前の問い合わせが必要)。
(注)国内で2回目のワクチン接種から14日が経過し、かつ180日以内の人、または3回目接種を完了した人。
(当間正明)
(韓国)
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