日本から中国への入り口・大連を歩く ‐変化する輸出のポイントとは‐
2022年05月19日
「世界は今」のアクセシビリティ対応について
ジェトロ・ウェブアクセシビリティ方針に基づき、「世界は今」では次のような取り組みを行っています。
- 聴覚障害をお持ちの方向け
- 字幕キャプションを用意しています。動画コントロールバーで字幕をオンにしてご利用ください。ただし、Internet Explorerでは文字体裁が崩れるため、 Google ChromeやFirefoxのご利用を推奨します。
- 視覚障害をお持ちの方向け
- 動画の内容をテキストに起こした「テキスト解説」をご利用ください。動画の次にテキスト解説を表示させるリンクがあります。
中国東北部最大規模の国際貿易港のある大連。日本との関わりが深い都市で日本語を話せる人も多く、地下鉄でも日本語放送が流れている。日本の食材を多く扱うスーパーもあるなか、長年、日本の菓子や調味料を輸入している輸入業者は、近年、中国消費者の好みや意識の変化を感じているという。日本企業が中国に輸出する際に留意するべきポイントなどを現地からリポートする。
※番組内で紹介している商品の価格は、ビジネス短信「上海市の第1四半期成長率、前年同期比3.1%に減速、3月の消費は減少(2022年5月6日)」内のレートに合わせ、1元=約19.6円として換算しています。
(12分42秒)
テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。
映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。
映像説明: スタジオ。横長の薄い黄緑色(きみどりいろ)の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてある。モニターには、青空の下、生い茂る木々(きぎ)の向こうに高層ビルが建ち並ぶ街並みの映像が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。水色のブラウスに薄い黄色(きいろ)のタイトスカートをはいている。
女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。
映像説明: スタジオ。画面の左側に江連(えづれ)キャスターが映り、右側に小さいモニターがある。モニターには日本列島(にほんれっとう)が緑(みどり)、中国がオレンジで示された地図が表示されている。中国の北東の位置に首都である北京が、北京の南の位置に上海が、それぞれ赤い丸印で示されている。北京の東の沿岸部に位置する大連がオレンジの丸印で示される。 「人口100万人あたりの受験者数(2019)」と題された棒グラフが表示され、 縦軸に下から「北京」、「上海」、「武漢」、「広州」、「大連」の都市の名前、横軸に0、50、100の目盛りがある。北京、上海が50未満の位置、武漢が約50の位置、広州が50を超えたあたりの位置まで、それぞれ緑(みどり)の棒グラフが順番に記される。広州の棒グラフに「534人」の文字が表示され、大連は100に届かない位置までオレンジの棒グラフが記され、「916人」の文字が表示される。(出典:『日本語能力試験』ウェブサイト、各地統計局の発表を基に作成)。積まれたダンボール箱や棚いっぱいに商品が並ぶ食品スーパーの商品棚の前で、商品を手に取りながら買い物をする男女2人の映像、黒いキャップをかぶり水色のパーカを着た女性と黒いTシャツを着た男性が紙パックの商品が陳列された冷蔵ショーケースの前で商品に手を伸ばしている映像が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話を続ける。
テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)
江連(えづれ)キャスター: 日本から中国へ、最も近い貿易の入り口(いりぐち)と言われている都市、「大連」。日本語能力試験を受験する人の割合も多く、中国国内でこの数年、1位となっているほど、日本と非常に友好的な関係を築いています。今回は大連を通して中国では今、どんな日本製品(にほんせいひん)にニーズがあるのか、レポートします。
テロップ: 日本から中国への入り口(いりぐち)・大連を歩く 変化する輸出のポイントとは
映像説明: 上空から撮影した映像。青い空の下、船舶が白波を立てながら航行していて、船が進む先に木々(きぎ)が茂る陸地がある港が見える。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 日本から中国への入り口(いりぐち) 大連ってどんな都市?
テロップ: 遼寧省 大連市
テロップ: 中国東北部最大規模の 国際貿易港
ナレーション: 中国東北部最大規模の国際貿易港を有する遼寧省大連。
映像説明: 上空から撮影した映像。木々(きぎ)が茂る陸地にオレンジや茶色の屋根の建物が建ち並んでいる。 上空から撮影した映像。奥に木々(きぎ)が茂る山(やま)や街並みが見えるコンテナターミナル。青いガントリークレーンが7基並び、色とりどりのコンテナが置かれたコンテナターミナルに、船体に「COSCO SHIPPING(コスコシッピング)」と書かれたコンテナ船など、2隻の大型船が係留されている。コンテナ船の横を小型船が航行している。
ナレーション: 冬でもほぼ凍結せず水深が深いため、大型船も入れる(はいれる)物流の要(かなめ)だ。
映像説明: つり橋が架かり、船が航行している海の前。対岸に建ち並ぶ高層ビルや木々(きぎ)が茂る山が見える。白い柵の横にオフホワイトの服を着た女性が立っている。
ナレーション: 今回、現地リポートをするのは。
映像説明: オフホワイトの服を着た女性が話をする。 上空から撮影した映像。奥に木々(きぎ)が茂る山が見えるコンテナターミナル。グレーや青、黄色(きいろ)のガントリークレーンが十数基並び、色とりどりのコンテナが置かれている。 上空から撮影した映像。太陽がさし込む海に面した大連の街並み。海には橋が架かり、ジュ数台の車が走行している片側2車線の通りの右側に高層ビルが建ち並び、左側に遊歩道がある木々(きぎ)が茂った緑地がある。 海の前。オフホワイトの服を着た女性が話を続ける。
テロップ: ジェトロ 大連事務所 高 文寧(ガオ ウェニン)
高(ガオ)(ジェトロ 大連事務所): 「世界は今」をご覧いただいているみなさん、こんにちは。ジェトロ大連の高(ガオ)です。 大連はですね、“日本(にほん)からいちばん近い中国の港”ともいわれておりまして、 (世界中から)年間はですね、3億トンを超える貨物の取扱量を誇っております。 いわば物流の玄関口(げんかんぐち)なのです。
映像説明: 市街地。看板を掲げた店舗が入ったビルが建ち並ぶ大通りを多くの車が走行している。 数人の男女が歩道を歩いている。全員マスクをつけている。
ナレーション: 大連は、貿易をはじめ、金融業や観光業などが盛んな都市。
映像説明: 曇り空の下、街灯が等間隔に設けられ、街路樹が植えられた石畳の通り。通り沿いにロシア語で書かれた看板を掲げたクリーム色(いろ)の外壁に白い柱がある建物が建っている。通りに建ち並ぶ建物を眺めながら高(ガオ)が歩いている。
テロップ: ロシア風情一条街
映像説明: 街路樹越しに白と赤茶色の洋風の伝統的なデザインの建物の塔の部分に設けられた時計が見える。 ロシア語で書かれた看板を掲げたオレンジと深緑(ふかみどり)のアーチ門が伝統的なデザインをした建物の前に設けられている。 中国語とロシア語で書かれた矢印看板がクリーム色(いろ)の外壁に白い柱がある建物の前に設けられている。 車止めのポールと街灯が等間隔に設けられ、街路樹が植えられた石畳の通り。突き当たりに見える白い伝統的な建物に向かって、通り沿いに建つ建物を眺めながら高(ガオ)が歩いていく。石畳の通りには黒い車が1台駐車され、バイクが1台走ってくる。遠くに数人の人物が歩いている。
ナレーション: ここはかつて多くのロシア人が住んでいた通りだ。今も、当時の雰囲気を残している。都市開発が、パリをモデルに進められた大連は、中国国内でも有数の、異国情緒あふれる観光都市としても知られている。
映像説明: 店舗が入った低層のビルやガラス張りのビル、高層ビルが建ち並ぶ、片側2車線の通りをエメラルドグリーンのバスや多くの車が走行し、数人の人物が歩いている。中央分離帯に等間隔に街灯が立っている。
テロップ: 西安路(シーアンルー)
映像説明: 白い壁のショッピングモール。外壁に「big‐U」、「UNIQLO」、「IMAX」と書かれた看板や中国語で書かれた看板がいくつも掲げられている。ショーウインドーに服を着せた男性型のマネキンや女性型のマネキンが置かれている。 店舗が入ったビルが建ち並ぶ通りの歩道。スマートフォンで電話をしているデニムジャケットを着た女性、帽子をかぶり黒い服を着た男性、黒い膝丈ほどの上着を着た女性など多くの人が行き交っている。全員マスクをつけている。 金色の枠のガラス張りの店舗。両開きの扉が開かれていて、オレンジ色(いろ)のカウンターの前に立つ帽子をかぶり茶色の上着を着た女性と水色の上着を着た男性を含む十数人ほどの人物が店内で買い物をしている。店舗前の歩道を大勢の人が行き交っている。
ナレーション: 大連の副都心と呼ばれる西安路(シーアンルー)は、大型のショッピングモールが建ち並ぶ若者に人気の街。最新の流行が集まる、活気あふれるスポットだ。
映像説明: 「錦華(きんか)」、「日本飲食文化街(にほんいんしょくぶんかがい)」と書かれた看板が掲げられたゲートのある通り。2階建てで横長の白い建物前の路肩に多くの車が駐車されている。建物の外壁には「錦華(きんか)日本飲食文化街(にほんいんしょくぶんかがい)」と書かれている。通りを数人の人物が歩いている。
テロップ: 錦華街(きんかがい)
ナレーション: こちらは錦華街(きんかがい)。
映像説明: 白い建物の外壁に「恵比寿」「水晶」「月光」「安室CLUB」などと日本語で書かれたたくさんの突き出し看板が掲げられている。 「おいでませ」、「ねーあなた」、「のーあなたで」、「憩らぎ(やすらぎ)のひと時(ひととき)を」、「過ごさん」、「のん太(のんた) 店主」と書かれた看板が店の外壁に掲げられている。
ナレーション: 通りには、日本語で書かれた看板がそこかしこに。
映像説明: 日本語で書かれた看板が複数掲げられた錦華街(きんかがい)の通り。路肩に駐車された車の前で高(ガオ)が身振りを交えながら話をする。高(ガオ)の後ろを赤い車が徐行しながら走っていく。 路肩に駐車された車の列の横を白いシャツを着た2人の男性と黒いジャケットを着た女性、クリーム色(いろ)のコートを着た女性、水色の服を着た女性が話をしながら歩いている。全員マスクをつけている。 高(ガオ)が話を続ける。 高(ガオ): こちらのエリアの周辺には、日本企業(にほんきぎょう)さんがたくさん集まっています。私も着任当時びっくりしたんですけれども、一瞬、ここ日本(にほん)かな?って思うくらい日本語が飛び交っていて、えー、日本人(にほんじん)のビジネスマンにとっては、えー、とても仕事しやすい環境だと思います。
映像説明: 「のん太(のんた)」、「居酒屋」と書かれた赤いのれんが出入り口にかかった店。黒い上着を着た男性がのれんをくぐり出てくる。外で待っていた黒い上着を着て眼鏡をかけた女性が一緒に歩きだす。2人ともマスクをつけている。 車が駐車された通りを数人の男女が歩いている。 駐車された車の横を白いシャツに紺色のスーツを着て眼鏡をかけマスクをつけた男性が歩いている。
ナレーション: 現在、新型コロナの流行は落ち着いているが、以前はもっと多くの日本人(にほんじん)でにぎわっていたという。
映像説明: 曇り空の下。白い柱に透明のガラスの壁からエスカレーターが見える地下鉄の出入り口。出入り口の横に「E3」、「青泥洼チャオ(チンニーワーチャオ)駅」と書かれたグレーの柱が立っている。奥に「PAVILION 柏威年(バイウェイニエン)」の立体文字の看板を掲げた白い壁にグレーの柱とメッシュ状の壁が設けられたショッピングセンターがある。高(ガオ)が話をする。
テロップ: 大連地下鉄2号線 青泥洼チャオ(チンニーワーチャオ)駅
高(ガオ): ここは錦華街(きんかがい)から、いちばん近い地下鉄の駅になっております。ちょっとここでですね、皆さんに地下鉄のホームの様子をご覧いただきたいと思います。
映像説明: 地下鉄のホームへ降りるエスカレーター。格子状の天井に白い壁と階段があり、壁に等間隔に色とりどりのポスターが掲げられている。女性2人が下りのエスカレーターに立っている。 ホームに水色のラインが入ったフルスクリーン型のホームドアが設置されている。
アナウンス・中国語: まもなく電車がまいります。 この電車は各駅停車「辛寨子(シンジャイズ)」行きです。
映像説明: 駅構内の天井から電車のマークと「2号線」の文字、トイレを表す男女の人型のマーク、矢印が書かれた案内看板がつり下げられている。
アナウンス・英語: この電車は「辛寨子(シンジャイズ)」行きです。
映像説明: 白い壁に等間隔にモニターが設けられ、壁の一部に「B」と書かれている駅構内の通路。数人の人物が通路を歩いている。自動販売機が置いてあり、天井の5ヵ所ほどに案内看板がつり下げられている。通路の一角に「POLICE」の文字と人民警察のエンブレムが描かれた銀色のカウンターと透明の壁で仕切られた部屋が設けられている。
ナレーション: 中国語と英語のアナウンスのあとに…。
映像説明: 水色のラインが入ったフルスクリーン型のホームドアが設置されているホーム。ホームドアの上部に「青泥洼チャオ(チンニーワーチャオ)」の文字と路線図などが書かれている。ホームに女性が1人立っている。
アナウンス: この電車は、各駅停車「辛寨子(シンジャイズ)」行きです。
映像説明: 銀色の車体に水色のラインが入った電車がホームに入ってくる。
ナレーション: なんと日本語のアナウンスも流れている。
映像説明: 上りエスカレーターから見えるホームが遠ざかっていく様子。ホームドアの上部に行き先の「辛寨子(シンジャイズ)」の文字と路線図などが書かれていて、天井から構内の案内看板がつり下げられている。床に乗客を案内する水色の矢印やラインが書かれている。ホームの壁に赤い文字で「消火栓」、「消火器」と書かれている。
ナレーション: これは中国全土でも珍しい特徴だ。
映像説明: 木枠の窓や出入り口がある白い壁の店。出入り口に、チョークで中国語の文字やパンのイラストが書かれた立て看板や植物が植えられた小さな植木鉢が置かれている。高(ガオ)が店の前に立ち止まり、店の紹介をして出入り口へ歩き出す。 外壁に「青森麦方(チンセンマイファン) LEVAIN BAKERY(ルヴァン ベーカリー)」と書かれた金色の文字の立体看板が掲げられている。
テロップ: 青森麦方(チンセンマイファン) 青森ベーカリー
高(ガオ): 先ほどの錦華街(きんかがい)から、15分ぐらい歩いてきました。次にご紹介したいのが、こちらのパン屋さんになります。
映像説明: 白い壁の店内。壁際の茶色の棚にさまざまな種類のパンが並べられている。茶色のレジカウンターの横にショーケースがあり、ロールケーキなどの商品が並べられている。レジカウンターとショーケースの上には透明の袋やパッケージに入ったパンやクッキーのような商品が並べられている。高(ガオ)がカウンター越しにコックコートを着て眼鏡をかけた男性に挨拶をして話しかける。コックコートを着た男性が高(ガオ)に返事をする。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 朝食に新たな選択肢 中国でベーカリーが増加
テロップ: 青森麦方(チンセンマイファン) 張 沛霖 オーナー
高(ガオ): こんにちは。
張オーナー: あ、こんにちは。いらっしゃいませ。
高(ガオ): 日本語で迎えてくれました。実は大連ではこのように、ふっと入ったお店でも、日本語ができる方(かた)がたくさんいらっしゃるのです。とてもいいにおいですね。
張オーナー: あ、ありがとうございます。
映像説明: オフホワイトの内のれんに茶色の文字で「青森麦方(チンセンマイファン) LEVAIN BAKERY(ルヴァン ベーカリー)」と書かれている。 張オーナーが網トレーに載せたフランスパン4本やメロンパンを運んでいる。 壁際の茶色の棚にさまざまな種類のパンが並べられていて、ビニール手袋をはめた右手でロールパンの位置を少し動かす。 左手に商品を持った黒いスウェットの服を着て眼鏡をかけた女性の隣で張オーナーが作業をしている。2人ともマスクをつけている。 東北地方の地図のポスターが貼られた窓の前で張オーナーがスタンプを手に持っている写真。 パンの業務用オーブンの前で、張オーナーがコックコートを着てひげを生やした男性と並んで立っている写真。 白いタイル張りの壁のちゅう房。張オーナーがパンをステンレス製のラックから手に持った銀色のかごに移し変える。
ナレーション: 2019年にオープンした青森ベーカリー。店名の青森は、日本の青森県のこと。オーナーの張さんは、2009年日本企業(にほんきぎょう)の研修生として青森に行った際、日本のパンと出会い、運命を感じたという。その後、3年間、パンづくりの修業(しゅぎょう)をし、出身地大連でこの店をオープンした。
映像説明: 壁際の茶色の棚の前。棚の上に置かれた薄茶色(うすちゃいろ)のトレーにさまざまな種類のパンが並べられている。高(ガオ)が話をする。 白を背景に画面右上の四角い枠内に白いテーブルの上の竹かごにクリーム色(いろ)のまんじゅうが数個盛られた写真、画面左下の四角い枠に黒いテーブルの上の竹製の敷物に湯気が立ち上がるごはんが盛られた茶碗が置かれ、そばに箸置きに置かれた箸がある写真。
テロップ: まんじゅう 米(こめ)
高(ガオ): 実は中国では、主食といえば北はおまんじゅう、南はお米(おこめ)というイメージがあったんですね。
映像説明: 壁際の茶色の棚の前。高(ガオ)が話を続ける。
テロップ: 中国にもパン文化が 根付いてきた(ねづいてきた)
高(ガオ): 私の子どものときなんかも、まったくパン屋さんなんか見かけたこともなかったんです。なんですけれども、最近は大連の街にもたくさんのパン屋さんが増えてきました。
映像説明: 出入り口のそばにある茶色の2段の棚の前。薄い緑色(みどりいろ)のパーカを着た女性が下段のかごの中のパンをトングで取り、黒、白、ピンクの服を着た女の子が持つ取りかごに入れる。2人ともマスクをつけている。 2段の棚の下段に6種類のパンがそれぞれかごに入れられ、上段には透明な袋に入った食パン4本と食パン数斤が並べられ、商品名と価格などが表示された緑(みどり)のプレートが置かれている。
ナレーション: 地元客でにぎわう店内には、独自の天然酵母を使用したパンが、およそ30種類。
映像説明: 壁際の茶色の棚の前。棚の上に置かれた薄茶色(うすちゃいろ)のトレーにさまざまな種類のパンが並べられている。高(ガオ)が張オーナーに中国語で質問をする。張オーナーが棚に並べられたパンを指さしながら中国語で答える。 透明の袋に入った4枚切りの食パンが並んでいる。
高(ガオ)・中国語: 特に人気の商品はどれですか?
テロップ: 玄米入りパン 17元(約333円)
張オーナー・中国語: いちばん売れているのは、こちらの玄米入りの食パンです。
映像説明: 張オーナーが数種類のパンが置かれたトレーを持ち、高(ガオ)が小さくカットされたパンをつまようじを使って口に運び、味の感想を話す。 小さくカットされたパンにつまようじが刺されトレーに置かれている。
ナレーション: その味は。
高(ガオ): うーん。とてもおいしいですね。玄米の香りと味わいで、とてもくせになるお味だと思います。
映像説明: 白い壁の前。張オーナーがインタビューに答える。 透明の袋に入った4枚切りの食パンが並んでいる。
張オーナー・中国語: 主食のお米(おこめ)が入っているパンを提案したことで、 お客にとって健康的な朝食として定番になったと思います。
映像説明: 壁際の茶色の棚の前。高(ガオ)が張オーナーに中国語でお礼を言う。
高(ガオ)・中国語: ありがとうございました。
映像説明: 街なかの道路沿いの通り。マスクをつけた大勢の人が行き交い、奥には高層ビルが建っている。 スライスされた肉のような食べ物がつり下げられた店の前。デニムジャケットを着て眼鏡をかけマスクをつけた男性がショーケースに視線を向けている。ショーケースの奥にいる黒いキャップをかぶった人物が食べ物を器に入れている。2人ともマスクをつけている。 窓の下に屋外カウンターがある店の前。上下が黒の服を着た女性、緑(みどり)のジャンパーを着た女性、上下が黒のジャージを着た女性が屋外カウンターに食べ物を置いて立っている。全員マスクをつけている。
ナレーション: 時代とともに、消費者の意識が変化してきた中国。
映像説明: 曇り空の下。6階建てほどの薄いベージュ色(いろ)の壁のショッピングセンターの外観。建物の壁に中国語の文字が書かれた赤い看板数枚が掲げられ、壁面にエスカレーターが設置されている。壁に中国語で「MYKAL(マイカル) 大連総店(だいれんそうてん)」と書かれた赤い文字の立体看板が掲げられている。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 大連の菓子売り場から 中国市場を見る
テロップ: マイカル大連総店(だいれんそうてん)
ナレーション: そうしたなかで、売れている日本の食品を探しに、ショッピングセンターにやってきた。
映像説明: ベージュ色(いろ)の壁や床のショッピングセンターの中。天井から「ENTRANCE)」と書かれた白い電光の立体看板や等間隔に金色の球体が数個ずつつり下げられている。画面右側に「PATISSERIE(パティスリー)」と書かれた白い電光の立体看板の下に店が並び、奥には果物が陳列されている。高(ガオ)が通路を歩いていく。 3段の陳列棚にパッケージに入ったさまざまな種類の食品が並べられた売り場。高(ガオ)が食品をみながら通り過ぎる。 別の売り場。奥の陳列棚にワインが並べられている。黒いコートを着た女性が商品をショッピングカートに入れ、白いシャツに黒いジャケットを着た男性と歩いている。2人ともマスクをつけている。 売り場の一角。ボール型の商品が入った大きな透明の円筒形(えんとうけい)の容器の前で、白いハイネックの上に水色の服を着た女の子がボール型の商品を取り出し、そばを通り過ぎる白と黒のボーダー柄の服を着た女性に視線を向ける。
ナレーション: 地下には大型の食品スーパーがある。1998年に日本のマイカルと大連の小売企業が共同で創業。今では大連の企業による経営となっているが、地元では日本の食品がそろうスーパーとして親しまれている。
映像説明: 多くの陳列棚がある売り場。右側に5段の陳列棚があり、左側に4段の陳列棚が等間隔に置かれ、さまざまな種類の食品が並んでいる。 売り場の一角。3段の陳列棚に缶や瓶、箱に入ったさまざまな種類の食品が積み重ねられている。 別の売り場の一角。3段の陳列棚に缶やペットボトルに入ったさまざまな種類の飲み物が並べられている。ペットボトルには「午後の紅茶 ミルクティー」、「午後の紅茶 おいしい無糖」、「バナナ&ミルク」などと書かれたラベルが貼られている。 画面左下に円グラフが表示されている。右半分が水色、左半分が赤で示され、左半分に「中国産」の文字が表示されている。右半分が上下半分に分かれ、右上が青に変化し、「日本産(にほんさん)」の文字が表示され、右下の水色の部分に「その他」の文字が表示される。
ナレーション: 扱う食品は、中国国産のものがおよそ5割で、残りが輸入品だが、そのうちの半分ほどが日本産(にほんさん)。
映像説明: 陳列棚の上。瓶に「そばつゆ」、「小豆島 ぶっかけそうめんだし」、「すき焼きのたれ」などと書かれたラベルが貼られている商品が並んでいる。 4段の陳列棚が並んでいる売り場。パッケージ、缶、瓶に入ったさまざまな種類の食品が並んでいる。 小さな木製のテーブルを積み重ねて陳列棚にしている売り場。「ぽん酢(ぽんず)」など、瓶に入った調味料が並べられている。黒いキャップをかぶり黒いパーカを着てマスクをつけてショッピングカートを押す男性が調味料の並べられている陳列棚の前で立ち止まる。
ナレーション: 並んでいるのは、中国全土でも販売されている、人気の商品だ。買い物に訪れている客は…。
映像説明: 調味料が並んでいる陳列棚の前。黒いキャップをかぶり黒いパーカを着てマスクをつけた男性がインタビューに答える。
黒いキャップをかぶり黒いパーカを着た男性客: 仕事で駐在してます。 日本(にほん)の食材は結構なんでもそろいますね。
映像説明: 菓子が並んでいる陳列棚の前。黒い服を着て眼鏡をかけ、マスクをつけた女性がインタビューに答える。
黒い服を着て眼鏡をかけた女性客・中国語: 子どもが日本のお菓子が好きなので、きょうは一緒に選びました。
映像説明: 5段の陳列棚や冷蔵ショーケースがある売り場。高(ガオ)が商品を見ながら歩いている。 冷蔵ショーケースの前。高(ガオ)が丸い容器を手に取り、貼られたラベルをみている。
テロップ: 中国で受ける理由
ナレーション: 日本ではおなじみの食品が中国で売れるには、中国の消費者に受ける理由がある。
映像説明: 透明の袋のパッケージに「うどん」と書かれた商品が並んでいる陳列棚の前。高(ガオ)がうどんの紹介をする。 透明の袋のパッケージに「播磨の匠」、「讃岐のうどん」、「播州 新宮」などと書かれたうどんの商品が並べられている。
高(ガオ): こちらの棚だけでもですね、いくつかの種類のうどんが陳列されています。えー、実は中国では、冷たい麺類を食べる習慣、ほとんどないんですね。なので、中国人にとって温かいイメージがあるおうどんのほうが、親和性があると言われています。
映像説明: 5段の陳列棚がある売り場。パッケージ、円筒形(えんとうけい)の箱などに入ったさまざまな種類の菓子が並んでいる。高(ガオ)が商品を見ながら歩く。 陳列棚に透明のパッケージにカステラ4切れの写真と「長崎 カステラ 北海道 ミルク味」と書かれた菓子、パッケージにブルーベリーの写真と「Blue berry Cake」と書かれた菓子などが並べられている。
ナレーション: 続いてやってきたのは菓子売り場。
映像説明: 菓子の陳列棚の前。高(ガオ)が、陳列棚に並べられた透明のパッケージに「長崎カステラ」と書かれた商品を両手で示し、菓子を手に取り説明をする。 透明のパッケージにカステラ4切れの写真と「長崎カステラ 抹茶味」と書かれた菓子。
高(ガオ): こちらのカステラなんですけれども、えー、最近は中国国産のものもたくさん出ています。えー、例えば、こちらの商品なんですけれども、えー、実は味も品質も全く遜色しないものなんですよ。
映像説明: 5段の菓子の陳列棚。ビスケット、せんべい、クッキーなどパッケージや箱に入ったさまざまな種類の菓子が並べられている。黒い服を着て眼鏡をかけ、マスクをつけた女性が菓子を手に取り買い物かごに入れる。
ナレーション: 中国産でも、生産の質が高い商品が増えてきた今、「安心安全」として信頼されてきた日本産食品(にほんさんしょくひん)にも、変化が求められている。そこで、輸入のスペシャリストにポイントを聞いてみることに。
映像説明: 菓子の陳列棚の前。高(ガオ)が紫の上着を着た女性を紹介して挨拶をする。
高(ガオ): 翰哲国際貿易の張さんになります。張さんよろしくお願いします。
紫の上着を着た女性: はい。よろしくお願いします。
映像説明: 紫の上着を着た女性が笑顔で話をしている。 紫の上着を着た女性が商品を手にとり高(ガオ)に話をしている。
テロップ: 大連翰哲国際貿易 張 智(チョウ チ) 総経理
ナレーション: 張さんは、主に日本の菓子や調味料を輸入している。大連の港に本社を構え、そこを拠点に輸入した食品を中国全土にある1万店以上の店舗で販売している。
映像説明: 張総経理が商品を手にしながら話をし、高(ガオ)が商品のほうを見てうなずきながら話を聞いている。
ナレーション: 張さんには、バイヤーの立場から、今、売れている菓子のポイントを解説してもらった。
映像説明: 窓付きのスタンドパックのパッケージに「Sanrio characters リボンビスケット」と書かれ「ハローキティ」、「ポムポムプリン」、「バッドばつ丸」などのサンリオのキャラクターが描かれた大きさの異なる商品が並べられている。パッケージの窓から中のビスケットが見えている。
テロップ: 売れる日本の菓子(1) 北陸製菓 サンリオキャラクター リボンビスケット 価格 29.8元(約584円)
ナレーション: 売れる日本の菓子、その1。
映像説明: 5段の陳列棚に箱入りや袋入りのさまざまな種類の菓子が並べられている。 陳列棚の前。張総経理が、スタンドパックのパッケージに「Sanrio characters リボンビスケット」と書かれ「ハローキティ」、「ポムポムプリン」、「バッドばつ丸」などのサンリオのキャラクターが描かれた商品を胸元に持っている。
ナレーション: このスーパーで取り扱っている北陸製菓の40アイテムのうち、人気ナンバーワンのこのビスケット。ここに、中国市場で受けているポイントがいくつもある。
映像説明: 高(ガオ)がパッケージからビスケットを1つ取り出し、ハローキティが描かれたリボンの形のビスケットをこちらのほうに向けて見せる。
ナレーション: まずは、日本でも愛されている、このキャラクター。
映像説明: 陳列棚の前。張総経理が、「リボンビスケット」のスタンドパックを胸元に持ちながらインタビューに答える。
テロップ: Point 人気キャラクターを活用 日本のキャラクターは中国の子どもにも人気
張総経理: やはり日本(にほん)のキャラクターは、中国の子どもたちにも人気がありますね。
映像説明: 陳列棚に「リボンビスケット」のスタンドパックや小さいサイズの袋が縦につながったつり下げタイプの4連パックが並べられている。
ナレーション: さらにバイヤー目線で売り込みやすい理由として、パッケージのサイズ展開が多いことも挙げられる。
映像説明: 陳列棚の前。張総経理が、「リボンビスケット」のスタンドパックと4連パックを胸元に持ちながらインタビューに答える。 陳列棚に「リボンビスケット」のスタンドパックと4連パックが並べられている。 陳列棚の前。張総経理が、「リボンビスケット」のスタンドパックと4連パックを胸元に持ちながら話を続ける。
テロップ: Point 豊富なパッケージサイズ お客自身のニーズによって選べる 店舗のバイヤーに薦めやすい
張総経理: 量やパッケージの種類があると、お客様のニーズによって選べますし、私たちはいろんなお店に紹介しますので、バイヤーさんにお薦めしやすいというようなメリットもありますね。
映像説明: 陳列棚に「リボンビスケット」のスタンドパックと4連パックが並べられている。 陳列棚の前。張総経理が、「リボンビスケット」のスタンドパックと4連パックを胸元に持っている。 陳列棚に「リボンビスケット」のスタンドパックの表面(おもてめん)と日本語の成分表示の上に中国語の成分表示ラベルが貼られた裏面(うらめん)が見えるように並べられている。
ナレーション: 続いてのポイントは、成分をアピールすること。健康志向の中国の消費者にとって、大きな魅力となる。
映像説明: 陳列棚の前。張総経理が、「リボンビスケット」のスタンドパックを胸元に持ちながらインタビューに答える。 「リボンビスケット」の裏面(うらめん)の成分表示ラベル。中国語で「炭酸カルシウム」と書かれた文字に赤い下線が表示される。 陳列棚に「リボンビスケット」のスタンドパックが並べられている。 陳列棚の前。張総経理が、「リボンビスケット」のスタンドパックを胸元に持ちながら話を続ける。
テロップ: Point 健康志向にマッチした成分表示 おいしくカルシウムが摂取できて母親に好評 成分の強調で他の(ほかの)分野にも広がる可能性
テロップ: 炭酸カルシウム
張総経理: かわいくて、おいしくて、同時にカルシウムも摂取をすることもできますので、お母さんの方(かた)にも大好評されました。こういうポイントがあると、ベビーの専門店なんかにもチャンネルが広げられますよね。
映像説明: 陳列棚。透明の袋のパッケージにキャンディーが入ったさまざまな種類の商品が並べられている。
テロップ: 売れる日本の菓子(2) 金扇ドロップス工業 匠シリーズ 価格 26.8元(約525円)
ナレーション: 売れる日本の菓子、その2。
映像説明: 両脇に陳列棚がある通路。陳列棚には、瓶詰めや袋詰めのさまざまな種類の商品が並べられている。透明の袋のパッケージにキャンディーが入った商品を胸元に持ちながら張総経理と高(ガオ)が話をしている。 透明の袋のパッケージに、白い扇の中に「匠 TAKUMI」、「JAPAN MADE」と書かれ花のイラストが描かれた金色のラベルが貼られていて、赤、白、黄色(きいろ)など色とりどりのだ円形のキャンディーが入った商品が並べられている。 両脇に陳列棚がある通路。透明の袋のパッケージにキャンディが入った商品を胸元に持ちながら張総経理と高(ガオ)が話を続ける。
張総経理: 若い女性を中心に、非常に人気が伸びています。中国で一般的に販売されている飴より、甘さが薄いんです。だから健康志向の強い人たちにとってはすごくいいんですよね。
高(ガオ): そうですよね。甘さ控えめだと、えー、食べているときの罪悪感も控えめになりますね。
張総経理: そうなんですねー。
映像説明: 陳列棚。透明の袋のパッケージに「匠 TAKUMI」などと書かれたラベルが貼られたさまざまな種類のキャンディーの商品が並べられている。 透明の袋のパッケージに、白い扇の中に「匠 TAKUMI 金扇」、「JAPAN MADE」と書かれ花のイラストが描かれた金色のラベルが貼られていて、色とりどりの丸いキャンディが入った商品が、紙製の箱に並べられている。
ナレーション: 色とりどりのキャンディーがひときわ目をひくこのパッケージ。見た目にも手に取りやすい理由があるという。
映像説明: 陳列棚の前。張総経理が、透明の袋のパッケージに「匠 TAKUMI」と書かれたラベルが貼られた色とりどりのキャンディーが入った商品2袋を胸元に持ち、商品に視線を向けたりしながらインタビューに答える。 陳列棚。透明の袋のパッケージに「匠 TAKUMI」などと書かれたラベルが貼られた、色とりどりのだ円形のキャンディーが入った商品や、白い線がある色とりどりの丸いキャンディーが入った商品が並べられている。 陳列棚の前。張総経理が、透明の袋のパッケージに「匠 TAKUMI」と書かれたラベルが貼られた色とりどりのキャンディーが入った商品2袋を胸元に持ち、話を続ける。
テロップ: Point パッケージデザイン 透明で中の商品が見える安心感 和風は中国人にとって魅力的
張総経理: 透明のパッケージで中身がちゃんと見えますよね。どんな商品なのか分かって安心感があります。さらにこの和風の包装は、やはり中国の人から見ると魅力的です。パッケージがすごくお上手だと思います。
映像説明: 透明の袋のパッケージに「匠 TAKUMI 金扇」と書かれたラベルが貼られ、色とりどりの丸いキャンディーが入った商品が、紙製の箱に並べられている。 展示会場で張総経理を含む5人の男女が丸テーブルを囲んで座り、テーブルの上の商品を手に取ったり眺めている写真。
ナレーション: 職人による手づくりのこの商品。見た目には分からない商品背景も、バイヤーにとっては、特に展示会などで重要だという。
映像説明: 陳列棚の前。張総経理が、色とりどりのキャンディーが入った商品2袋を胸元に持ちながらインタビューに答える。 展示会場で、張総経理を含む4人の男女が丸テーブルを囲んで座り、テーブルの上の商品などを手に取り眺めている写真。 陳列棚。透明の袋のパッケージに「匠 TAKUMI」と書かれたラベルが貼られたさまざまな種類のキャンディーの商品が並べられている。
テロップ: Point 商品背景 展示会や店舗の販促イベントでアピール 「日本の匠の技」は強み
張総経理: 販促イベントなんかで、お客さまに直接説明することもありますから、こういうストーリーがあるものは、やはり消費者にも響きます。「日本(にほん)の匠の技」とか聞くと魅力的ですよね。
映像説明: 袋入りのさまざまな種類のポテトチップスが並ぶ陳列棚の前。張総経理が身振りを交えながら、高(ガオ)に話をしている。
ナレーション: では、反対に日本製品(にほんせいひん)が、あまり参入できていない菓子類はあるのだろうか。
映像説明: 陳列棚。袋入りのさまざまな種類のポテトチップスが並べられている。
テロップ: 番外編 ポテトチップス
映像説明 陳列棚の前。張総経理が身振りを交えながら、高(ガオ)に話をしている。 5段の陳列棚に袋入りのさまざまな種類のポテトチップスが並べられている。
テロップ: Point ポテトチップスの可能性 日本商品(にほんしょうひん)の参入が少ない 中国は味のバラエティーが豊か
張総経理: このコーナーはですね、輸入ポテトチップスの専用コーナーですが、日本製(にほんせい)のポテトチップス、あんまり陳列されていないですよね。中国はもともと濃い味が好きですね。味が本当にこんなに、あの、豊かですね。
映像説明: 陳列棚。パッケージに「水煮魚(スェイツーユィ)」と書かれ水煮魚(スェイツーユィ)の料理の写真が掲載されたポテトチップスや「abaKaba SPICY FLAVOR STICK BISCUITS」、「味祖(ウェイズ)」、「SHRIMP CRACKERS」などと書かれ、それぞれ食品の写真が掲載されたポテトチップスが並べられている。
ナレーション: 今売れているのは、魚の唐辛子煮込み風の味など。中国人好み(ちゅうごくじんごのみ)の味が濃いものだという。
映像説明: 5段の陳列棚に袋入りのさまざまな種類のポテトチップスが並べられている。
ナレーション: ポテトチップスには日本製品(にほんせいひん)が参入できる余地が、まだまだありそうだ。
映像説明: 陳列棚の前。張総経理と高(ガオ)が、透明の袋のパッケージにキャンディーが入った商品数袋を持ち、商品を見ながら話をしている。 売り場の一角。白いハイネックの上に水色の服を着た女の子を連れた白と黒のボーダー柄の服を着た女性やショッピングカートを押す水色の服を着た人物が、陳列棚に並んだ商品を見ながら歩いている。 黒いキャップをかぶり水色のパーカを着た女性と黒いTシャツを着た男性が、紙パックの商品が陳列された冷蔵ショーケースの前で商品に手を伸ばしている。2人ともマスクをつけている。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 変わっていく中国市場 これからの日本の製品は
テロップ: 安心安全+(プラス)α
ナレーション: 人気の菓子を例に、売れるポイントを解説してくれた張さん。これからの日本の製品には、「安心安全プラスα」を求めていると話す。
映像説明: 売り場の一角。張総経理が、高(ガオ)に話をしている。高(ガオ)がうなずきながら聞いている。 袋入りのさまざまな種類の商品が並ぶ冷蔵ショーケースの前。黒いジャケットを着た女性とベージュのキャップをかぶり背中や袖にイラストがある黒いパーカを着てマスクをつけた男性が、商品を手に取って眺めている。手前のダンボール箱には袋入りの商品が積み上げられている。 袋入りの商品が並ぶ陳列棚の前。商品をたくさん載せたショッピングカートを押す紺と水色の服を着てマスクをつけた男の子トレーンジのパーカを着てマスクをつけた人物が、商品を見てから歩きだす。 円筒形(えんとうけい)の白い容器の商品が並ぶ陳列棚の前。白いハイネックの上に水色の服を着た女の子が白と黒のボーダー柄の服を着た女性に話しかけている。 売り場の一角。張総経理が、高(ガオ)に話を続ける。高(ガオ)がうなずきながら聞いている。
張総経理: 私が子どものころはですね、日本(にほん)の製品は安心安全で、というのがとても特徴的でした。 でも中国の国産商品も良い方向に変わってきまして、安心できる商品というのがたくさん出てきました。 だから、これからの世代には特徴がないと、手になかなか取ってもらえないというのが、 時代の変化として、すごく感じております。
映像説明: 袋入りのさまざまな種類のポテトチップスが並ぶ陳列棚の前。張総経理と高(ガオ)が話をしている。 売り場の一角。張総経理と高(ガオ)が話をしている。
ナレーション: 大連の菓子売り場から、これからの日本製品(にほんせいひん)の課題が見えてきた。
映像説明: ビスケットなどが並べられた陳列棚の前。高(ガオ)が手振りを交えながら話をする。
高(ガオ): 次世代の消費者(消費者層)の特徴にも目を向けておきたいところですね。
映像説明: 売り場の一角。高(ガオ)と張総経理が挨拶を交わし、おじぎをする。
高(ガオ): 張さん、きょう、たくさんお話を聞かせていただいて、ありがとうございました。
張総経理: ありがとうございました。
映像説明: 青森麦方(チンセンマイファン)の店内。出入り口のそばにある茶色の2段の棚の前。薄い緑色(みどりいろ)のパーカを着た女性が下段のかごの中のパンをトングで取り、黒、白、ピンクの服を着た女の子が持つ取りかごに載せる。2人ともマスクをつけている。 食品スーパーの売り場の一角。黒い服を着て眼鏡をかけマスクをつけた女性が、商品を手に取り裏面(うらめん)を眺めている。 出入り口の上部に「福来大道(フーライダーダオ) 悦生活(ユェシォンフォ)」と書かれた立体看板が掲げられたショッピングモールの前の広場。ショッピングモールの外壁には、「UNIQLO」などの看板が掲げられている。のぼりが掲げられたピンク色の柱が等間隔に並んでいる。マスクをつけた人物が数人歩いている。高(ガオ)が周りを見上げながら歩いていく。
ナレーション: 国産品の向上や、消費者の意識の変化。大連を通じて見えてきた中国市場は、刻一刻と変わり続けている。
映像説明: 上空から撮影した映像。青空の下、手前に広い公園があり、車道や高速道路、高架鉄道が遠くまで伸び、奥には高層ビルや高層マンションが建ち並ぶ街並み。列車や多くの車が走行している。
広い公園の水盤に大きさの異なる白い円形が4つほど並んだオブジェが立っている。オブジェがある水盤のまわりに四角形や長方形に区切られた植え込みのようなものがある。 上空から撮影した映像。奥に木々(きぎ)が茂る山が見えるコンテナターミナル。グレーや青、黄色(きいろ)のガントリークレーンが十数基並び、色とりどりのコンテナが置かれている。
ナレーション: 日本から近い中国の入り口(いりぐち)、大連。今、時代や世代を意識したアプローチが求められている。
映像説明: スタジオ。画面左側には江連(えづれ)キャスターが写り、右側にはモニターが設置されている。モニターには、食品スーパーの売り場の一角、5段の陳列棚に箱入りや袋入りのさまざまな種類の菓子が並べられている様子、調味料が並べられた陳列台の前で、黒いキャップをかぶり黒いパーカを着てマスクをつけた男性が商品を手に取り眺めている様子、売り場の一角で、黒いコートを着てマスクをつけた女性が商品をショッピングカートに入れ、白いシャツに黒いジャケットを着てマスクをつけた男性と歩いている様子、ボール型の商品が入った大きな透明の円筒形(えんとうけい)の容器の前で、白いハイネックの上に水色の服を着た女の子が、ボール型の商品を戻している様子が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話をする。
江連(えづれ)キャスター: バイヤーの張さんの話はお菓子が中心でしたが、ほかの分野でも参考になるヒントがたくさんあったのではないでしょうか。中国の人々の考え方が変わってきた今、これからの中国の消費傾向を、しっかり見つめていきたいですね。
映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑(みどり)を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。
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