貿易の流れ
貿易取引は、一般的には次の様な流れが考えられます。
※ここで説明しているのは一般的な例であり、実際のビジネスの流れはこれと異なる場合があります。
契約段階 |
商品・取引先(市場と取引企業)の選定
輸入:どの様なモノを購入する必要があるか、国内の消費動向や自社の生産計画をもとに購入商品を決定します。購入した商品が決定したら、候補となる調達先を探します。
輸出:自社取扱商品の中で、海外市場でも通用する強みのある商品は何か、取り扱い商品を決め海外向けにPRし、売り込み先を探します。また、自社の商品を購入したいとの引き合いに対して、取引を行うか検討します。 また、輸出・輸入に関わらず取引先の選定には、相手の信用をどう判断するかも重要な要素となります(信用調査)。 |
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契約交渉・契約締結
取引交渉:商品価格、決済通貨、決済方法・時期、品質・数量、輸送方法と引渡時期、梱包条件、検査方法・時期、アフターサービス、PLの扱い、トラブル時の対応等、売買の諸条件を取り決めます。 契約締結:上記の交渉内容で合意が成立したら、契約書を作成します。国際契約においては英文契約書が一般的です。 |
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輸送段階 |
輸送手段の確保・保税地域への搬入(海貨・通関業者) |
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通関手続き・商品の積込・輸送(海貨・通関業者) |
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決済段階 |
代金決済・商品の引き取り |
次に契約締結後から代金の決済までの具体的な流れを見てみましょう。
上記の流れは「実践 貿易実務」(ジェトロ発行)や「ジェトロ貿易ハンドブック」にも詳しく説明されています。また貿易取引を効果的に進めるためには、貿易に携わる社員の育成も重要です。貿易実務オンライン講座等でより深い知識を身に付けられることをおすすめします。