米ニューヨークでジャパン・ストリート・フェア、日本食求める多くの市民来場
(米国、日本)
ニューヨーク発
2023年05月16日
米国ニューヨークで5月13日、日本総領事館と、ジェトロを事務局とする農産品輸出支援プラットフォーム(2022年4月28日記事参照)、米国最大級の日本食ストリートイベント「ジャパン・フェス」がコラボレーションして、「ジャパン・ストリート・フェア」が開催された。日本の文化や芸術、伝統、食などの魅力を紹介する「ジャパン・パレード」(注)に合わせて開催された。パレードには、ニューヨークの日系企業や県人会など約90団体、約2,500人が参加し、みこしを担いだり、日本をイメージした仮装をしたりして、セントラルパーク沿いの約1キロを練り歩いた。ニューヨーク市のエリック・アダムス市長も参加した。パレードと「ジャパン・ストリート・フェア」を合わせると、約5万人が来場し、会場は日本一色となった。
「ジャパン・ストリート・フェア」では、日系レストランや日本からの出店者などで、22店舗の屋台が設置された。日本産の食材を使ったおにぎり、和牛サンド、すしなどが提供され、日本食の魅力を紹介する機会になった。インバウンドにつなげる取り組みとして、日本の地方グルメに焦点を当て、チキン南蛮や牛タンなど地方の名物料理も多く並んだ。
日本食を求めるニューヨーク市民が屋台の前に行列を作る様子も見られた。来場者からは、「日本産の米を使ったおにぎりは、冷めても甘みを感じることができる」「とてもおいしかった。来年も来たい」といった声が聞かれた。
また、日本から出店した富士宮やきそば学会は「一日中、行列が途絶えることなく、ニューヨーク市民の日本食への関心の高さを感じた」と述べた。ほかの出店者からも、「想像以上に盛況だった」「用意したものが全て売れた。こんなに売れるとは思っていなかった」と満足の声が聞かれた。
(注)このイベントは、2019年まで「ジャパン・デー」として開催されていたが、新型コロナウイルス感染拡大による中止を経て、2022年からは「ジャパン・パレード」として実施し、今回が2回目となった。
(藤岡洋太)
(米国、日本)
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