ジャカルタでも観光用の到着ビザ発給開始、日本含む43カ国が対象
(インドネシア)
ジャカルタ発
2022年04月08日
インドネシア法務人権省は4月6日から、43カ国からの入国者に対する観光目的の特別到着ビザの発給をジャカルタのスカルノハッタ国際空港を含む主要空港で再開した(同省の4月5日付通達IMI-0549.GR.01.01、添付資料参照)。今回の発給再開は、既に3月7日からバリ州で開始し、その後バタム・ビンタン島でも実施している措置(2022年3月11日記事参照)を全国に拡大したものだ。
観光目的の特別到着ビザ発給を再開するのは、ジャカルタ特別州のスカルノハッタ空港、バリ州のングラ・ライ空港、北スマトラ州のクアラナム空港、東ジャワ州のジュアンダ空港、南スラウェシ州のハサヌディン空港、北スラウェシ州のサム・ラトゥランギ空港、ジョグジャカルタ特別州のジョグジャカルタ空港の7つの空港で、このほか、リアウ諸島州の海港も対象とした。到着ビザ発給の対象となる43カ国には、日本のほか、米国、中国、インド、オーストラリアなどを含む。
同ビザの有効期限は30日間で、1回のみ延長できる。ビザ取得には6カ月の有効期間が残るパスポートや、復路または第三国に出国するためのチケット(航空券など)、海外旅行保険の証明書などが必要となる。事前のビザ申請は不要で、入国時に空港などで取得する。ビザの取得料金は50万ルピア(約4,300円、1ルピア=約0.0086円)。
なお、今回の措置により、インドネシアを除くASEAN加盟9カ国(シンガポール、タイ、ベトナム、マレーシア、フィリピン、ブルネイ、ラオス、ミャンマー、カンボジア)の国民に対しては、ビザ免除で観光目的の入国が許可された。
(尾崎航)
(インドネシア)
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