ベトナム南部投資環境調査（2023年4月）

日系企業のベトナム南部地域への進出は、従来は簡易的な加工・組立を行い日本へ輸出する輸出加工型が中心だったが、近年は経済安全保障の観点からのグローバル・サプライチェーンの構築を背景に、多種多様な進出パターンが増えている。また、高い経済発展による国内市場の成長から、内需をターゲットとした日系企業の進出が伸びているのも特徴と言える。主要な進出先は、ホーチミン市と周辺の省（ビンズオン省、ドンナイ省、ロンアン省）だが、最近は、土地使用料、人件費の上昇などの影響により、バリア=ヴンタウ省、ラムドン省、ビンフォック省、タイニン省、カントー市、ヴィンロン省などの地方省にも進出が進んでいる。ジェトロでは、ベトナム南部地域の投資環境情報を収集し、これからベトナムに進出、若しくは進出後の拡張を検討しておられる日系企業の皆様に情報を提供することを目的に、本資料を作成した。