欧州最大級のインテリア・デザイン見本市「メゾン・エ・オブジェ・パリ 2023年1月展」3年ぶりに日本企業46社のブース出展を支援

2023年01月13日

ジェトロは、フランス・パリで開催される欧州最大級のインテリア・デザイン見本市「メゾン・エ・オブジェ　パリ　2023年1月展」（会期：2023年1月19日～23日）において、3年ぶりに海外での販路開拓を目指す日本企業のブース出展を支援します。
「メゾン・エ・オブジェ」は25年以上に渡る歴史を有しており、メゾン(家)に関連する、生活空間を彩るあらゆるアイテムが、1月と9月の年2回パリに集結します。出展実績そのものがブランド力を高めるともいわれており、出展希望者が多く出展スペースの確保が難しいことでも有名です。2023年1月展のテーマは「TAKE CARE!」。内なる自分、他者、環境との繋がりを取り戻し、お互いを大事にすることにフォーカスが当てられます。

3年ぶりのブース出展

ジェトロは、2005年からこれまで、延べ610社・団体を超える日本企業・団体の海外展開支援を行ってきました。新型コロナウイルスの影響で開催が中止されていた間は、主催者が運営するMOM（デジタルプラットフォーム）に場を移し継続的な商談機会提供支援を図っておりましたが、今回は主催者による厳しい商品審査を通過した46社が、3年ぶりにジェトロを通じてブース出展します。出品物は、いずれもデザイン性の高い、キッチン用品、ギフト・ファッション雑貨、アクセサリー、内装材など多岐にわたり、各社は、それぞれの商材に応じて主催者が割り当てたホール（セクター）に出展します。

出展者のうち、約半数がメゾン・エ・オブジェ初出展

デザイン・インテリア業界の「パリコレ」とも言われる華やかさとトレンド発信力をもつ本見本市には、フランスのみならず、欧州各国をはじめ世界中のバイヤーが目新しい商品を買い付けるために来場します。出展には高いデザイン性が求められ、主催者が事前に商品の審査を行います。今年は46社中、25社と半数を超える企業が本見本市に初出展します。11社は、本見本市で初めて海外への販路拡大に挑戦します。また、34社は東京都以外の都道府県からの参加となります。ジェトロでは、輸出経験のない企業がスムーズに商談を行えるよう、セレクトショップ経営や、日本企業の輸出入のサポート業務を手掛ける現地専門家による事前コンサルテーションを実施しています。

環境への配慮を求めるトレンド

本見本市のテーマ「TAKE CARE!」の一環として、主催者は環境への配慮(Taking Care of Nature)をトレンドの1つとして挙げています。

ウクライナ企業支援

2022年9月にドイツで開催されたG7貿易大臣会合を踏まえ、ジェトロでは各種事業を通じたウクライナ企業支援を実施しています。本支援の一環として、添付のカタログには、日本企業の商品情報に加え、本見本市出展、並びにデザイン関連商品を取扱うウクライナ企業の商品情報を掲載しています。