お知らせ・記者発表
インド工科大学ハイデラバード校における企業説明会「JAPAN DAY 2021」(9月24日・25日)の参加企業が確定 ―新企画、日印産学官連携促進セッションを同時開催!―
2021年08月30日
ジェトロは、独立行政法人国際協力機構(JICA)及びインド工科大学ハイデラバード校(IIT-H)との共催で、日本企業によるインドの高度技術人材採用を促進するため、同校学生向けの日本企業説明会「JAPAN DAY」を開催します。本説明会は2018年より開催しており、昨年は400名以上の学生が参加し、インターンも含め約100名の採用に至りました。第4回目の本年は、9月24日(金曜)・25日(土曜)に、COVID-19の影響等を鑑み、完全オンラインで開催します(別紙1:実施概要)。
また、今年度新企画として、24日(金曜)に初の試みである「日印産学官連携促進セッション」を実施します。これにより、日本企業がIIT-H研究室と直接接点を得て、長期的な人材獲得や共同研究へ繋げることが期待されます。
1.「JAPAN DAY 2021」参加企業が確定
「JAPAN DAY」は、将来日本でも不足が懸念されるIT人材を念頭に、日本企業によるインドの高度技術人材採用を支援することを目的としています。
4年目の本年は、優秀なインド人学生の本採用だけではなく、インターン採用やPRに関心のある中堅・中小企業、スタートアップ企業など、13社の参加が確定しました(別紙2:参加企業リスト)。
2. 新企画「日印産学官連携促進セッション」(9月24日(金曜))について
「日印産学官連携促進セッション」は、前回の「JAPAN DAY 2020」における満足度アンケート結果で、参加企業のうち、半数以上がIIT-Hとの共同研究に関心を示したことを受け企画したもので、日本企業とIIT-Hが将来的な共同研究を模索する場となることを期待しています。また、これまでの「JAPAN DAY」は日本企業と学生との交流の場に留まっていたところ、個々の学生のみならず、IIT-Hの研究室と接点を得ることで、より長期的な人材確保にも繋がることが期待されます。
本セッションでは、日本企業との共同研究に関心のあるIIT-H研究室が、候補となる研究テーマやファシリティを紹介するほか、“IITH Technology Research Park” (インキュベーション施設)などを案内します。また、パネルセッションでは共同研究に活用可能な日印補助金制度や、共同研究実施のポイント等を広く紹介します。本セッションについては、「JAPAN DAY 2021」参加企業に限らず、広く日本企業を募集中です。
応募期間9月3日(金曜)日本時間23:59まで。
3. インド工科大学ハイデラバード校(IIT-H)について
IIT-Hは、インド理工学系高等教育機関の最高峰であるインド工科大学(IIT)の一つで、インド政府の要請に応じ、日本政府による技術・財政支援を受けて2008年に設立されました。IIT-H と本邦産学官の研究・人材交流の促進、教育・研究面での日印ネットワークの形成を目的に、2012年よりJICAが奨学金プログラムを実施し、これまで100名以上のIIT-H卒業生を本邦大学の修士・博士課程に留学生として派遣してきました。「JAPAN DAY 2021」は、JICAが開催する在日奨学生と日本企業とのマッチングイベント(CONNECT IIT-H)に先立つイベントでもあり、在印IIT-H生だけではなく、在日IIT-H卒業生(JICA奨学生)に対してもアピールできる機会です。
4. インド工科大学ハイデラバード校(IIT-H)における採用活動について
インド国内の全てのインド工科大学は一律のスケジュールで就職活動を行っており、世界中の企業による内定を伴う採用活動は例年12月1日から開始されます。また、内定を伴う採用面接の日時はIIT-H就職課が指定します。そして、一度企業から内定を得た学生は他の企業の面接を受けることはできません。
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ジェトロ・スタートアップ支援課(伊藤・津村・中川)
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