ナイジェリア大統領選、与党APCのティヌブ氏が獲得票数最多とメディア速報
(ナイジェリア)
ラゴス発
2023年03月01日
ナイジェリアで2月25日に実施された大統領選挙の結果、与党の全進歩会議(APC)から立候補したボラ・ティヌブ氏が得票数最多となったと複数のメディアが報じている。ティヌブ氏は国内37の州・地域のうち南西部を中心とした12州で最多得票を獲得し、得票総数は約880万票だった。次点は最大野党の人民民主党(PDP)のアティク・アブバカル氏で、北部を中心に12州を制覇したが、得票総数は約700万票で、ティヌブ氏には及ばなかった。労働党(LP)のピーター・オビ氏も12州で最多得票となったが、得票総数は約610万票で第3位だった。
ティヌブ氏の地元ラゴス州では、僅差ながらLPのオビ氏が得票数最多だった。オピ氏は連邦首都地区のアブジャやその周辺のナサラワ州やプラトー州も制覇しており、事前の予想を超える結果を残した(添付資料図参照)。
今回の大統領選について、PDP副大統領候補のイフェアニ・オコワ氏とLP副大統領候補のダッティ・アーメッド氏は2月28日、公平性がなく不透明なものだったとして、独立選挙委員会(INEC)を批判した。なお、現地2月28日時点でAPCの勝利宣言は発出されていない。
(谷波拓真)
(ナイジェリア)
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