到着ビザ(VOA)、オンラインで事前決済が可能に

(インドネシア)

ジャカルタ発

2022年11月11日

インドネシア法務・人権省の入国管理局は11月3日、VOA(ビザ オン アライバル/特別到着ビザ)のオンライン事前決済システム(e-VOA)をスカルノハッタ国際空港(ジャカルタ)とングラ・ライ国際空港(バリ島)で導入し、11月9日から運用を開始すると発表した。同局は10日、G20サミット開催に先駆け、国内有数の観光地であるバリ島においてローンチイベントを行い、運用開始を正式発表した(入国管理局外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。首都ジャカルタのスカルノハッタ国際空港(ジャカルタ)とバリ島のングラ・ライ国際空港でまず開始され、今後、他の空港にも広げられる見通し。

オンライン決済システムの導入は、11月4日付で施行した財務相規定(2022年第157号)で定めた。現在は26カ国(添付資料表参照)の外国人のみを対象とし、1.観光、2.商品購入、3.政府の公的用務、4.乗り継ぎ、5.ビジネスミーティング目的の場合のみ利用可能。決済で使用可能なのはMastercard、VISA、JCBのクレジットカードで、入国前から入国管理局のe-VOAウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで申請が可能(英語)。到着ビザは決済後90日以内に利用を開始できる。手数料は50万ルピア(約4,600円、1ルピア=約0.0092円)。発給手続きに必要なものは、パスポートの顔写真ページの画像データ、パスポートサイズの顔写真、登録用メールアドレス、支払い用のクレジットカードとなっている。e-VOAにかかる詳細やよくある質問外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますもウェブで確認が可能。

法務人権省のウィドド・エカジャジャナ入管総局長代行は「本措置はより簡単にインドネシアへ入国したいという国際社会のニーズに応えるためだ」と述べた(「テンポ」2022年11月3日)。

(八木沼洋文)

(インドネシア)

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