カタール航空、6、7月にかけて各都市への運航再開
(カタール、中東、アフリカ)
中東アフリカ課
2020年06月30日
カタール航空に6月26日にヒアリングしたところ、同航空は6月から7月にかけ、添付資料のとおり運航を再開している。
カタールでは、新型コロナウイルス感染者が増大していることから、3月16日以降、カタール国籍者とカタール居住許可所有者を除く外国籍者(訪問客・観光客)の入国を禁じており(2020年3月26日記事参照)、入国可となった場合でも、政府承認のホテルで14日間の隔離が必要となっている。日本からの入国も限られる状況だが、成田とドーハを毎日結ぶ航空便が運航しており、第三国への移動の中継地として活用することが可能だ。
カタールは、中東では2017年6月以降、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、エジプトなど一部のアラブ諸国と断交しており、これらの国々とは直接の渡航ができない状況だが、イランやイラク、クウェート、オマーン、ヨルダンといった国々との直行便があり、7月以降はレバノン(ベイルート)との航空便も再開する。
アフリカとの路線も多く、南アフリカ共和国、ケニア、ナイジェリア、エチオピア、タンザニア、ルワンダ、チュニジアとの便が就航しているため、日本のアフリカ駐在員などもドーハ経由で帰国するケースが多い。
なお、渡航前には、最新のフライト・スケジュールが同社の英文ウェブサイトに掲載されているため、こちらで変更などがないかを確認する必要がある。
(米倉大輔)
(カタール、中東、アフリカ)
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