トランプ大統領、6月10日からメキシコ製品に関税賦課を表明、不法移民問題解決まで

(米国、メキシコ)

米州課

2019年05月31日

トランプ大統領は5月30日付のツイッターへの投稿で、メキシコから米国に入ってくる不法移民がいなくなるまで、メキシコからの輸入製品に対して、6月10日以降、5%の関税を課す考えを表明した。不法移民問題が解決するまで、関税率は徐々に引き上げるとしている。

その後、トランプ大統領は、ホワイトハウスのウェブサイトで国境危機に対処するための緊急措置に関する声明外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発表した。メキシコから流入する不法移民によって、国民生活のあらゆる面に深刻な影響を与え、毎年何千人もの無実の国民が殺害されており、この危機をすぐに終わらせるべきとしている。

トランプ大統領は、国際緊急経済権限法に基づき、メキシコから輸入される全ての製品に対し、6月10日以降、5%の関税を課し、不法移民問題が改善しない場合には、7月1日から10%に、8月1日から15%、9月1日から20%、10月1日には25%に引き上げるとしている。

(中溝丘)

(米国、メキシコ)

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