WTO新事務局長に初の中南米出身者−途上国勢力の拡大を反映−
国際経済研究課
2013年05月10日
WTOの新事務局長に、ブラジルWTO大使のロベルト・アゼベド氏が選出された。パスカル・ラミー現事務局長が8月に任期満了となるのを受け、事務局長選には1995年のWTO発足以来最多となる9人が立候補したが、アゼベド氏はその高い能力と途上国からの圧倒的支持で3回の選考を勝ち抜いた。2013年12月にインドネシアのバリで行われる閣僚会議では、貿易円滑化などいくつかの分野で成果を出すことが加盟国から求められており、ここで新事務局長の力量が試されることになる。
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