バルセロナに見るスマートな街づくり ‐官民連携で挑む新たな市場‐

2017年12月20日

IoTなどの最新技術を活用して、都市課題を解決する「スマートシティ」。スペインきっての観光地バルセロナは渋滞や交通事故の増加など、さまざまな問題を抱えるが、取り組みを始めて10年超、今では欧州でも先進的な街の一つとして知られる。同市がポイントとして挙げるのは、行政と大企業、さらに中小企業との連携だ。道路のスピードセンサーと信号を連動させて交通事故を削減。公園に埋めた湿度センサーとスプリンクラーをつなぐことで水道代を節約。“スマートな街づくり”を進めるバルセロナの事例、そして、日本企業の取り組みから、スマートシティという新たな市場のビジネスチャンスを取材した。

(9分32秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル 世界のさまざまな都市の映像が続き、やがていくつもの道のようになり、 立ち並ぶビルのイメージの間(あいだ)を通り抜け、地球に続く。 日本列島が輝き、光を放つ。 「世界は今ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。木目調のテーブルに女性キャスターが座っている。白のワンピース姿。

テロップ: 馬場 典子

馬場キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 独立問題で話題のスペイン・カタルーニャ州。 サグラダ・ファミリアに代表されるように、独自の芸術・文化を育んできたこの街には、新しいものを取り入れようとする気風があるようです。 その1つがスマートシティ。中心都市バルセロナは、IoT(あいおーてぃー)などの最先端技術を導入して快適な街づくりを進めており、注目されています。その取り組みを取材しました。

タイトル: バルセロナに見るスマートな街づくり ‐官民連携で挑む新たな市場‐

映像説明: 四角い枠内に地図のイラスト。 スペインは西側にポルトガル、北側にフランスが隣接する。バルセロナは首都マドリードの北東にあり、地中海に面している。 サグラダ・ファミリアの外観。建物の中心部にとうもろこしのような細長い塔が4つ建っている。 建物のそばには大型クレーンようなものがいくつか見える。 市街地の風景。茶色やベージュの建物が立ち並び、山の方まで続いているように見える。空にかかる雲がうすピンク色に染まっている。

ナレーション: スペイン・バルセロナ。 高い芸術性を感じさせ、独特の景観が美しいこの街は、スペイン屈指の観光地である。

映像説明: 建物が立ち並ぶ広い通り。整備された通り(とおり)をコートやジャンパーを着た、大勢の人たちが行き交う。ベビーカーを押す家族連れの姿もある。 路面店の店先に、ポストカードや様々な雑貨が並んでいる。商品を見る人や、通りすぎる人たち。 別の店では、インテリア雑貨のようなものが店先に吊るしてある。ほかにもカラフルな雑貨がたくさんあり、小さい物から大きい物まで所狭しと並べられている。

ナレーション: こちらの通りはバルセロナを代表する繁華街。 土産物店が立ち並び、多くの観光客でにぎわっている。

映像説明:同一方向に2車線の道路を1台の車が走っていく。その隣の車線の真ん中あたりに、小さな円が見える。 道路と同じ濃いグレーの色をした円形の機械が埋まっている。機械には小さい穴が2つ空いている。

テロップ: 車両のスピードを検知するセンサー

ナレーション: この、人通りの多い道で、ひそかに活躍しているのが、これ。 車両のスピードを検知するセンサーだ。

映像説明: 人通りの多い歩道に挟まれた道路。同じ方向に2つの車両通行帯があり、タクシーや数台の車が「30」と書かれた路面標示の上を走っていく。 通りに設置された縦型の信号機。信号がきいろから赤に変わる。

テロップ: 時速30km以上で走行すると センサーが感知して 自動的に信号が赤になる

ナレーション: 道路に埋め込まれており、時速30km以上で走行すると、センサーが感知して、自動的に信号が赤になる。

映像説明: インタビュー答える短髪に口髭の男性。

テロップ: センスフィールズ ジュアン・カンポス さん

カンポスさん・スペイン語吹き替え: バルセロナ市のプロジェクトで、歩行者を優先することが目的です。

映像説明: 通りに面した道路。同一方向に2車線。人通りが多い歩道側にタクシーが3台停車している。もう1つの車線をバスやほかの車が徐行していく。

ナレーション: これまでは交通事故が多かったこの通りも、こうしたセンサーの導入によって、歩行者との事故が大幅に減ったという。

映像説明: 通りに、車両用と歩行者用の信号機が設置されている。車両用は赤の表示、歩行者用は赤から青に変わる。横断する人たちが行き交う。自転車に乗っている人もいる。

ナレーション: さらに、このセンサーによって得られた交通情報は、市に送られ、街づくりに生かされている。

映像説明: 道路脇のパーキングスペース。車が電気自動車の充電スポットで充電している。 通りに赤いレンタル用の自転車がずらりと並ぶ。道路を挟んだ反対側に何台もの車が縦列駐車されている。

テロップ: スマートシティ

ナレーション: こうした最新技術を利用し、都市課題を解決していくのが、スマートシティだ。 バルセロナは10年以上前から、こうした取り組みを始めており、

映像説明: 大勢の人であふれる通り。両脇にお店や街路樹が整備されている。 大きな道路のそばにブランド店などが立ち並ぶ。道路にたくさんの車やバイクが停車している。横断している人たち。

ナレーション: 今では、ニューヨークやロンドンと並ぶスマートな街として国際的に知られている。

映像説明: アルファベットでsensefieldsと書かれた大きな看板。看板の下にはブースが設置されている。 展示会場。ブースには展示用のケースに入った機械などが置かれている。机で話している人や説明を聞いている人などがいる。

テロップ: センスフィールズ Sensefields

ナレーション: 先ほどの交通センサーの会社も、この分野で活躍する従業員15人のスタートアップ企業。

映像説明: 道路用のセンサーが展示されている。円柱型のセンサーケース、基盤などもある。

ナレーション: スマートシティを新たな市場としてとらえ、交通分野に関するソリューションの提案に力を入れている。

映像説明: インタビューに答えるカーリーヘアのジャケットを着た男性。

テロップ: センスフィールズ ラファエル・クビレス さん

クビレスさん・スペイン語吹き替え: スマートシティは新たな市場です。中小企業にとって、こうしたニッチな需要のある市場は魅力的です。具体的で技術的なソリューションがあれば参入できます。

映像説明: 建物の外観。ガラス張りの壁に設置された巨大なポスターパネル。カラフルな図形が5つ並んだシンボルマークが描かれている。左上にはアルファベットでSMART CITYの文字。 建物前の広場にはアルファベットでBarcelonaの文字のオブジェが建っている。 展示会場内。ブースの上に巨大な看板が吊ってある。看板にはアルファベットでLINKING TALENT FOR BARCELONAと書かれている。

テロップ: 専門性を持つ中小企業との連携

ナレーション: スマートシティのプロジェクトを推進する市役所の責任者は、専門性を持つ中小企業との連携が、街づくりを進める上で大きな要素だと話す。

映像説明: インタビューに答える白髪にメガネの男性。

テロップ: バルセロナ市 テクノロジー・デジタルイノベーション部 ジョアン・バッリェ さん

バッリェさん・スペイン語吹き替え: さまざまな企業の技術や才能、経験などを生かして市民の問題を解決していく。連携することで中小企業にとっては大口契約の獲得につながるし、連携した大企業や自治体にも、さらなるイノベーションをもたらすことが期待できると思います。

映像説明: 展示会場内。ブースが並んでいる。通路を歩いていく人、それぞれのブースで話を聞いている人。赤を基調としたブースに集まっている人たち。

テロップ: リベリウム Libelium(りべりうむ)

ナレーション: そんな中小企業の1つがスペインの「リベリウム」だ。

映像説明: 壁に小型の機械が6つ展示されている。そのうち4つは、四角い形の機械で横にはアンテナのようなものがある。

テロップ: センサーをネットワークでつなぎ データを収集するシステムを提供

ナレーション: 大気汚染、騒音、湿度などのセンサーをネットワークでつなぎ、データを収集するシステムを提供している。

映像説明: 壁の巨大モニター。数値の表や地図などが表示されている。 モニター前のデスクで作業する人たち。デスクにもパソコン用モニターが並んでいる。 モニターに映る地図がいくつかの場所で区切られ、番号がふられている。012と表示された地域がきいろに変わる。 公園。芝生にスプリンクラーが水をまいている。そばにタブレットを持った男性がいる。 CG映像。土壌の断面。地面には草が生え、花が咲いている。地中の湿度がわかる仕組み。地面から地中に向かう矢印の先に%で表示される。表示が水のしずくのような形に変わる。 (映像提供 Logitek,Wonderware Spain(ろじてっく かんま わんだーうぇあ すぺいん))

テロップ: 街の業務効率化

ナレーション: バルセロナのプロジェクトでは、街の業務を効率化するため、市やソフトウェア企業と連携して、公園のスプリンクラーと土壌の湿度センサーをつないだ。

映像説明: 公園のあちこちで、芝生にスプリンクラーが水をまいている。芝生に霧雨のような水がかかっている。 (映像提供 Logitek,Wonderware Spain(ろじてっく かんま わんだーうぇあ すぺいん ))

テロップ: 公園のスプリンクラーと 土壌の湿度センサーをつなぎ →適切な量とタイミングで散水

ナレーション: これにより、適切な量とタイミングで散水を行えるようになった。

映像説明: タブレットを持った作業員が公園内を歩いていく。芝生の前で立ち止まる。 両手でタブレットを持っている。画面には数値などの表示。スプリンクラーが作動する。 画面に映る地図がいくつかの場所で区切られ、番号がふられている。 番号の1つをタップすると、きいろの枠で囲まれた地域に吹き出しが表示される。 吹き出しには数値の表示。 タブレットの画面を確認していくと、画面中央に100%の表示がでる。 (映像提供 Logitek,Wonderware Spain(ろじてっく かんま わんだーうぇあ すぺいん)) テロップ: 市の水道代25%削減に成功

ナレーション: 複数の公園で同様のプロジェクトが実施されており、市の水道代25%の削減に成功したという。

映像説明: インタビューに答える短髪にジャケット姿の男性。

テロップ: リベリウム フェルナンド・ラウセル さん

ラウセルさん・スペイン語吹き替え: 散水が必要なタイミングがわかるため、市の水道代、人件費を節約できました。

映像説明: 展示会場のブース。壁に貼られた4枚のポスター。それぞれ、キャッチコピーが書かれている。それぞれアルファベットで、Smart Cities、Smart Environment、Smart Parking、SmartWater。 ナレーション: リベリウムは、こうしたソリューションの提供をスペイン国内だけでなく、アメリカやヨーロッパの大都市などでも行っているが、スマートシティ市場に参入する上でのポイントは柔軟性だという。

映像説明: インタビューに答えるラウセルさん。

ラウセルさん・スペイン語吹き替え: 変化が激しく、絶えず発展している市場です。チャンスは常にある。だから、企業もそのスピードに対応し、常にイノベーションを起こしていく必要があります。

映像説明: 展示会場の外観。ガラス張りの壁に設置された巨大なポスターパネル。カラフルな図形が5つ並んだシンボルマークが描かれている。会場前に集まっているたくさんの人。 会場内。会場いっぱいにさまざまなブースが設置されている。通路を移動する人やブースに立ち寄っている人たち。 1つのブースの前では、背の高い曲芸師がパフォーマンスをしている。 ベルギーのブース。壁が黒・きいろ・赤の国旗の色になっている。ブース前の通路を行き交う人たち。

テロップ: 11月14日~(から)16日 Smart City Expo World Congress2017

ナレーション: そんなスマートシティに関する展示会が11月、バルセロナで開かれた。 120の国と地域から、企業・団体が参加。 スマートな街づくりをテーマに、それぞれがソリューションを提案した。

映像説明: 長髪にメガネをかけた男性が話している。そばにスチール素材のような大きい箱がある。上部が半円形になっており、中央に丸い穴が空いている。男性が箱についている画面を指差して説明する。画面には0が二つ並んで表示されている。右の0の表示が10に変わる。

テロップ: 正しく分別(ぶんべつ)を行うとポイントがたまるゴミ箱

ナレーション: 正しく分別(ぶんべつ)を行うとポイントがたまるゴミ箱や、

映像説明: 犬が扉の開いた犬小屋の中に入っている。入口と奥の壁がガラスになっており、扉のそばの小さな赤いランプが点灯している。青いランプは点滅している。 モニター画面。ジュースが陳列された冷蔵庫の前。スマートフォンを操作すると、画面に犬小屋に入っている犬の映像が映る。

テロップ: カメラと鍵が付いたドッグハウス

ナレーション: 店先などに設置するカメラと鍵が付いたドッグハウスなど、さまざまなアイデア商品・サービスが並んだ。

映像説明: アルファベットでJAPAN PAVILIONと書かれた看板。両脇には、アルファベットでJAPAN JETRO(じゃぱん じぇとろ)の文字。看板の下にブースがあり、人が集まっている。

テロップ: ジャパンパビリオン

ナレーション: ジェトロは今回初めてジャパンパビリオンを設置。 14の企業・自治体などが出展した。

映像説明: アルファベットでMitsufuji Corporationと表示された看板。社名の下には紅葉の写真がある。 ブース内で話をしている人たち。

テロップ: ミツフジ

ナレーション: 「商品がユニークだ」と、バイヤーが集まっていたのは、「ミツフジ」。

映像説明: 外国人の男性が展示されている黒い服を触っている。スタッフが服の裏側などを見せながら説明する。外国人の男性が生地を触って確認している。

テロップ: 着るだけで心拍 呼吸 脳波などの 生体情報を得ることができるシャツ

ナレーション: 売り込んでいるのは、着るだけで心拍、呼吸、脳波などの生体情報を得ることができるシャツだ。

映像説明: トルソーに着せた黒のタンクトップの写真。タンクトップの中心部に小さな長方形の白いものがついている。 (写真提供 ミツフジ)

ナレーション: 独自の技術で繊維を銀メッキ加工してあり、

テロップ: 衣服全体でデータが計測できるため 正確な情報を収集することができる

映像説明: CGの画像。タンクトップを着た男性。胸のあたりに、Ai(えーあい)のマーク、周りに病院などのマークが表示されている。 (写真提供 ミツフジ)

ナレーション: 衣服全体でデータが計測できるため、正確な情報を収集することができる。

映像説明: インタビューに答える黒いシャツを着た女性。

ノルウェーのバイヤー・英語: ほかの出展者とは全く異なるので、非常に興味深かった。とても実用的だと感じた。

映像説明: 黒のタンクトップの展示前。外国人の男性が、大きなボビンに巻かれた銀色の繊維を持っている。スタッフと談笑しながら、手触りを確かめる。ボビンを置いて、資料を手に取る。

ナレーション: 着るだけで健康管理ができるため、介護現場や、スポーツ選手のヘルスチェックなど、用途は幅広い。

映像説明: バルセロナの大通り。車やバイクの横断を待つ人たち。次々と走っていく車やバイク。

ナレーション: 長距離を運転するドライバーに着せることで、事故の防止にもつながりそうだと、ドバイの企業から引き合いがあった。

映像説明: インタビューに答えている黒のシャツにジャケット姿の男性。

テロップ: ミツフジ 営業本部 本間 遼介(ほんま りょうすけ)主任 本間主任: 2日連続ご来場いただきまして、早速Eメールでコンタクトを始めさせていただいております。ドライバーの方(かた)が安全な運行をしているかどうか、そういったチェックに使いたいというふうなご要望です。

映像説明: 整備された通りを大勢の人が行き交う。 建物そばの柱に小型の機械とソーラーパネルのようなものが設置されている。

ナレーション: スマートシティを進めるには、自治体が公開しているデータを、企業や研究機関に積極的に活用してもらうことも重要。

映像説明: ジャパンパビリオン内。アルファベットでCity of KOBEと書かれた看板のそばで話をする人たち。

テロップ: インフォ・ラウンジ

ナレーション: そうした自治体のニーズに目を付けたのが、 データの整理・統合を得意とする中小企業「インフォ・ラウンジ」だ。

映像説明: ホームページの画面。左上に「神戸市オープンデータポータル」のタイトル。検索スペースもある。「オープンデータカタログ」と書かれた下に、観光・文化・イベント、交通などの項目が8つ表示されている。

ナレーション: 神戸市のホームページでもこのシステムを導入しており、

映像説明: 8つの項目は、「観光・文化・イベント」、「市政情報」、「事業者向け情報」、「くらし・すまい」、「交通」、「子育て・教育」、「医療・福祉」、「安心・安全」。テーマ毎に四角い枠で囲んであり、イラストもついている。

テロップ: 部署ごとではなく テーマごとに見ることができる

ナレーション: 部署ごとにデータを公開するのではなく、テーマごとに見ることができる。

映像説明: ブースで話をしている人たち。

テロップ: システム採用後→アクセス数10倍

ナレーション: システム採用前と比べ、アクセス数もおよそ10倍になったという。このシステムにマレーシアの行政関係者も興味を持ったようだ。

映像説明: インタビューに答える青いジャケットの男性。

テロップ: マレーシアの行政関係者

マレーシアの行政関係者・英語: とても興味深かった。スマートシティ化をする上で非常に面白いシステムを持っていると思った。特に柔軟なオープンデータのシステムが一番気になった。

映像説明: インタビューに答えるワイン色(いろ)のトレーナーを着た男性。

テロップ: インフォ・ラウンジ 小林 巌生副社長

ナレーション: 海外の展示会は今回が初めて。 しかし、データを扱う上での課題は万国共通だったと、手応えを感じている。

小林副社長: まあ部署が違ってね。それぞれの部署で違う業務やってるなかで出てくるデータはいっぱいある。それをつなぐのは本当に大変だっていう、そういう話は皆さんされてますね。 それをわれわれ、同じように解決できるんじゃないかな、ということがわかったので、非常に今後、期待が持てるかなと思ってます。

映像説明: 展示会場内。白を基調としたブース。アルファベットでNECの大きな看板の右下に、アルファベットでSmart Cityと書かれた看板もある。 看板のNECの青い文字がライトに照らされている。

テロップ: NECイベリカ NEC Iberica(えぬいーしー いべりか)

ナレーション: 一方、こちらはスマートシティの分野でヨーロッパを中心に活躍するNEC イベリカ。

映像説明: 通りに4つのゴミ箱が設置されている。ステンレスのような素材で、前に開閉口とひもがついている。黄緑、きいろ、水色で枠が縁(ふち)取られている。

人の背の高さほどある大型のコンテナ。青色のフタに開閉口がついている。紙のゴミを捨てている人。 歩道に設置された大型のコンテナ。フタの色が黄緑のものが2つ、きいろのものが1つある。それぞれのコンテナに分別(ぶんべつ)用のイラストが描かれている。 (映像提供 サンタンデ―ル市)

テロップ: ゴミコンテナにセンサーを付け 効率よくゴミ収集する仕組みを導入

ナレーション: スペインのサンタンデール市のゴミコンテナにセンサーを付け、効率よくゴミ収集する仕組みを導入するなど、すでに実績がある。

映像説明: インタビューに答える短髪に黒のジャケットを着た男性。

テロップ: NEC イベリカ 木内 剛史さん

ナレーション: スマートシティにおいては、地元をよく知る中小企業の活用が非常に重要だと話す。

木内さん: ローカルできちんとした実績と信頼があれば、そういうところと組んでやっていくのが一番ベストな形だと思っているので。

映像説明: 市街地の風景。茶色やベージュの建物が立ち並び、山の方まで続いているように見える。空にかかる雲がうすピンク色に染まっている。

ナレーション: スマートシティは、街づくり。 1社ではできない取り組みだからこそ、どのようなパートナーと組むかが非常に重要だという。

映像説明: インタビューに答える木内さん。

木内さん: スマートシティの話っていうのは やっぱり、あのーいろいろな団体、企業の方(かた)が集まってエコシステムを作り上げながら、地方の都市に対峙(たいじ)していく必要があると…。 どのようにパートナリングをするか、っていうのが非常に大きなポイントになっていくと。

スタジオの馬場キャスター: 新しい技術を導入することで、市民の生活をより豊かにしていくスマートシティ。 ポイントは、自治体や大企業だけでなく、中小企業とも連携して取り組んでいく仕掛けを、しっかり作っていけるか、なのかもしれません。 それではまた次回をお楽しみに。

映像説明: 馬場キャスターがお辞儀をする。

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