米フリーポートLNG、一部操業再開に向け規制当局の承認を取得、完全操業再開は5月の見込み

(米国)

ヒューストン発

2023年02月22日

米国テキサス州の液化天然ガス(LNG)製造施設のフリーポートLNGを運営するフリーポートLNGデベロップメント(FLNG、本社:テキサス州ヒューストン)は2月21日、同施設の一部操業再開に向けて規制当局の承認を取得したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同社は1月26日に、規制当局による承認を受けて、一部LNG移送装置の冷却を開始できるようになったと報じられていた(2023年1月27日記事参照)。

発表によると、今回の承認は、既に再稼働しているFLNGの液化設備第1系列の即時完全操業再開と、同設備第2系列の段階的な再稼働・完全操業再開を対象としている。同設備第3系列については、一定の運転条件が満たされた後、規制当局の承認を得る必要があるという。日量約20億立方フィートとなる計3系列の生産確立に向けた検証は、今後数週間かけて実施される予定。まず、FLNGのLNG貯蔵タンク3基のうち2基と、LNGバース2基のうち1基を使用して一部操業を開始し、2基目のLNGバースと3基目のLNG貯蔵タンクは2023年5月に操業を開始する見込みだ。

FLNGのミカエル・スミス創業者兼会長兼最高経営責任者(CEO)は「今回の一部操業再開は、当社にとって大きな成果だ。規制当局や地元関係者と協力しながら、8カ月間にわたる当社のチームの勤勉さ、規律、献身的な努力により、LNG生産の再開と液化施設の安全な商業運転確立に向けた準備を開始できる体制が整った」と述べた。

なお、FLNGでは、2022年6月8日に火災が発生(2022年6月13日記事参照)した後、規制当局がFLNGに安全命令を出し是正措置の策定を求めた(2022年7月1日記事参照)。8月には、FLNGが規制当局と是正措置などに関する合意書を交わし、操業再開に向けた動きが進んだ(2022年8月4日記事参照)。他方、操業再開の時期については、延期されていた(2022年11月21日記事2022年12月5日記事参照)。

(沖本憲司)

(米国)

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